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2019/08/19
トマトの話2(最良の保存温度とは?)

今回はトマトの理想の保存状態の話をします。トマトは特に温度変化を嫌う野菜です。
わかりやすくいうと、よく冷蔵庫から常温(クーラーが入っていて涼しい店内)でもトマトが汗をかいたような状態になります。
これはトマトから水分が吹き出しているんです。
見た目は美味しそうでいいですが、実は野菜から水分が出始めているので野菜にとってはいい状態ではありません。
八百屋の話ですが、営業中はトマトを売り場に出し、営業終了後は保冷庫に入れる。これ実は間違えなんです。(理想は同じ温度帯にトマトを置くことです。現実的ではないですが笑)
季節、時期、出荷始めかどうかで保存温度はだいぶ変わりますが、農家さんが出荷するタイミング(青い状態なのか完熟なのか)で配送する温度も気にしないといけません。今時期は納品時に完熟系がくるのが当たり前ですが、本当に美味しいタイミングで調理するのはその調理する内容によるもので、真っ青のトマトを欲しがる変態シェフもいます笑
まぁその変態の話はまたどこかでするとして、最後にトマトの理想の保存状態についてまとめます。
トマトの最良の保存状態は7℃から10℃で湿度は95%です。
(最新の家庭用の冷蔵庫の野菜室は湿度95%でさらにミスト機能のものもあります。)
トマトはナス科なのでそれ以上低い温度になると低温障害を起こしますので野菜室がない冷蔵庫で保存する場合は新聞紙に包んで保存するといいですね。
しかしながら、美味しいトマトを美味しい状態で食べる為にこの温度が絶対ではないのです。
??何故??
はい!そちらは次回のトマトの話3に続きます。